2016.10.24
AKI INOMATA
ARTIST
- PROFILE
- AKI INOMATA/AKI INOMATA
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アーティスト。2008年東京藝術大学大学院先端芸術表現専攻修了。
生き物との恊働作業によって現代アート作品の制作をおこなう。 主な作品に、3Dプリンタを用いて都市をかたどったヤドカリの殻をつくり実際に引っ越しをさせる「やどかりに『やど』をわたしてみる」、飼犬の毛と作家自身の髪でケープを作ってお互いが着用する「犬の毛を私がまとい、私の髪を犬がまとう」など。 近年参加した主な展覧会に、「KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭」、「ECO EXPANDED CITY 」(WRO Art Center、ヴロツワフ、ポーランド、2016)、「エマージェンシーズ!025 『Inter-Nature Communication』AKI INOMATA」(NTT インターコミュニケーション・センター [ICC]、東京、2015)。
http://www.aki-inomata.com/
ファミコン誕生と同時に生まれ、初期のマッキントッシュを小学校で触り、ポケベルを経由して携帯電話で恋愛し、インターネットの隆盛に並走してきた。テクノロジーは驚異的に進化し続け、驚くほど便利になっていく。だが、世の中に暗雲がたちこめているとしたら、何故だろうか。
私はアーティストとして、かき集められるだけの知恵を集め、いま、この状況を自分なりに紐解こうとする。学問分野の境界に足元をすくわれている場合ではない。自分の身体をもって、この世界を確かめていく。テクノロジーは上手く使うことさえ出来れば、心強い味方だ。必要なものは絶望と好奇心。ポジティブさとネガティブさを持ち合わせた知性と多いに議論を交わしていきたい。